2016年11月25日金曜日

「ウソが真実を駆逐する」SNS社会の怖さ

タイトルを読んで、「そんなバカな!」と思う方も多いかも知れません。
私自身、何となくそんな危惧は抱いておりましたが、面と向かって言われると「え? ホントに?」と思ってしまいます。

しかしまあ、この記事を読む限りでは、「なるほどね…」と思わざるを得ませんでした。
『「脱真実(Post-truth)」社会では「悪貨が良貨を駆逐する」 ヘイトのアクセラレーターと化したSNS』
BLOGOS の記事です。

2年前にも『「‥‥と言われています」の怖さ』と題して類似の記事を書きましたが、例えそれがデタラメな記事であったりウソであったりしても、「‥‥と言われています」と何度も見聞きしているうちに、自然それを信じてしまう、そういう怖さがあります。

SNSでニュースが繰り返し、しつこくシェアされるこんにち、たとえそれがねつ造されたニュースであっても上位にトレンドしてしまうし、たいていのユーザーはそのニュースの真偽を判断できる能力を持っていない……

いつの間にか真実は奥に追いやられ、まことしやかなウソがまかり通ってしまう。
余程ウソを見抜く目や耳を養っておかない限り、私たちはいつの間にか悪意を持った影の権力者達に操られてしまうかも知れません。

ネットでシェアされるニュースも、残念ながら加速度的にガセネタ度を増してきています。特にフェイスブックは、それがひどい。
最近では、むしろツイッターの方が速報性やガセの少なさでマシなくらいです。

フェイスブックユーザーは、若者よりもずっと年齢層が高いようですが、それでも判断力の偏りが顕著のようです。
1ユーザーである小生も、気をつけようと思います。

(画像はついこの間まで話題になっていた都庁のホームページにあったウソのデータ)