2014年9月12日金曜日

嘘か真か…、考えたことありますか?

今ネット上を、星の数ほど(あるいはそれ以上?)の情報が飛び交っておりますが、皆さんが接するそれらの情報について、「これ、本当かなぁ…?」と思ったこと、ありますでしょうか?
私は意外と考えていないのではないかと思っているのですが…(私自身を含めて…)。

情報と言えばご近所のうわさ話以外は新聞・雑誌・ラジオくらいしか情報ソースの無かった時代から、現在のネット社会に至るまで、人は無意識のうちに『メディアに出ているのだから真実なのだろう』という風に考える習慣を身につけて来てしまっているようです。
しかも、新聞・雑誌・ラジオ・テレビから、PCやスマホ等で見る「ネット情報」まで、十把一絡げで『メディア』という風に(無意識のうちに)捉えているのが現状のようです。
そこいらのアホなニーちゃんネーちゃんが書散らすゴミみたいなブログやつぶやきから、大新聞の記事やテレビの情報番組まで、十把一絡げで『メディア』の『情報』と捉えてしまうのです。
しかもそれらの『情報』は、近年多発している集中豪雨のごとく、留まるところ知らずに増加しています。
この私が書いている『情報』を目にしているアナタは、どうでしょうか。
この記事を『情報』として捉えているでしょうか。
さて…

先日の某大新聞の記事取り消し、謝罪問題。
戦時中の外国での女性迫害事件(?)捏造記事から、最近の某原発での「命令違反」誤報(?)記事まで、恐らく執筆した記者は「嘘」や「でっち上げ」のつもりはなかったのでしょう。
しかし結果として、それらは「嘘」であり「でっち上げ」であったに等しい。
会社としての某大新聞社は、昔から政府や権力に対して批判的な「左翼」的存在として知られていましたし、恐らく社風もそうであったろうと思えます。
それゆえ却って、「帝国陸軍は、きっと悪逆な行為を行なったに違いない」とか、「某電力会社は、恐らく国民や地域住民のことなど考えていなかったに違いない」という思い込み(先入観)が生じていたに違いないのです。
このことは大方の人間に共通する資質であるとは思うものの、本来事実を事実として、さらには「真実」を追い求めて報道すべき立場の人間に許されることではないと思うのですが…。

大新聞あるいはメジャーな雑誌社やテレビ局ですらこういう状況ですから、自由にあるいは無責任に書き込みの出来るネットの世界に於いては、そもそもリテラシーの高さを求めること自体無理なのだと思います。
馬鹿げた『情報』やゴミのような『情報』、あるいは有害かも知れない『情報』を面白がっているうちは良いのですが、それを容易に「拡散させる」ことの出来るネットの世界に於いては、悪意の有る無しに関わらず、「嘘」や「でっち上げ」的な情報が、いつの間にか周知の『事実』として定着しかねない危険を孕んでいます。
最近では特にSNSを核とした「バイラルメディア」が台頭して来ており、有象無象の有益あるいは有害な情報がどんどん拡散されていますので、尚更です。
以前私がブログに書いた『「‥‥と言われています」の怖さ』にある通り、怖いのはキチンと考える以前に、何となく『ふ〜ん、そうなんだ…』と思わされてしまうことなのです。
私のこの拙い記事にしても、一読して『ふ〜ん、そうなんだ…』と思ったアナタ。要注意ですぞ! (^^;

因に私が日頃読んでいるニュースは、スマホ用 Twitter の「47NEWS」と「スマートニュース」です。テレビのニュース番組は見ますけれど、新聞はかれこれ5年前から取っておりません (^^;

バイラルメディアとは…
 簡単に言ってしまえば、動画や画像を中心としたブログ形式のニュースサイトのことで、大抵SNSへのリンクボタンを付けていて、短期間で膨大なトラフィックの獲得を狙っているメディアのことです。