2015年2月2日月曜日

バレンタインデー

間もなくやって来る「バレンタインデー」。
期待している男性方もいる一方で、今から憂鬱になっている女性方も多いことでしょう。
そもそも「バレンタインデー」って、何?
キチンと説明出来る人は居るのでしょうか…
そこでキチンと説明出来ない側の一人として、調べてみました。
最低限、この位は知っておいた方が良いというレベルで…

ローマ帝国時代のキリスト教司祭だったウァレンティヌス(バレンタイン)の名前に由来する…ということは間違いの無い事実ですが、「女性から男性へ(想いを込めて)チョコレートを贈る」という習慣は、完全に日本だけのスタイルのようです。
1958年頃から一部の人々の間で始められ、次第に食品業界のマーケティング戦略の効果で広まり、1970年代の後半になってようやく今の形が定着して来た…というのが実情のようです。
つまり、女性から男性へ、2月14日にチョコレートを贈るというのは、食品業界が苦労して気付き上げて来た「コマーシャル・イベント」であると言えなくもないのです。
いえ、そう言っちゃっても良いのです。

しかし今や、「ホワイトデー」なる習慣も定着し、要するに、女も男も、チョコレートやらそのお返しの何やらを(何となくあるいは否応無く)買わされているわけです。
それらが全て悪いとは言いません。事実、コミュニケーションの円滑化として有益であるという意見もあれば、年中行事として楽しいから良いという意見もあります。
しかし、「義理チョコ」でも贈らないと後が厄介だとか、義理チョコをもらった男性が、義理でももらった以上、ホワイトデーにお返しをしないと後が怖い…等という意見も多く、「正直、もう止めて欲しい」と思っている方も多いようです(某調査会社データより)。

個人的な意見を言わせていただくなれば、もう「義理チョコ」すら頂けなくなったオヤジとしては、どうでも良いです (^^;
ただ、中にはこの日をチャンスと想いを伝える人も居ないわけではないようですから、コマーシャリズムに踊らされることなく、心を伝える手段として有効活用すれば良いのです。

因に欧米では、女性からも男性からも、花やケーキ、カードなどを贈り合うことが多いようですが、必ずしも2月14日には限らないようです。
また、ホワイトデーという習慣は、欧米にはありません。
念のため…。