2015年1月5日月曜日

「縄張り」の語源

縄張りの語源を、初めてこの目で見ました…
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 縄張りは文字通り、縄を張り巡らせることが原義。 縄を張って、土地などの境界線を定めたり、他の場所と区別する特別区域であることを示したことから、境界線や領域の意味を持つようになった。 戦国時代以降には、城のくるわや堀・石垣などの配置を定めるため、縄を張ることを意味する建築用語としても「縄張り」が用いられるようになった。 さらに近世以降には、ある者の勢力範囲を「縄張り」というようにったことから、ある者の専門領域や、動物が生活するために他を侵入させない領域も「縄張り」というようになった。( > 語源由来辞典 より)

 写真は青山一丁目のホンダ本社裏、ホンダが「Honda woods aoyama」と名付けた、社屋周囲の緑地です。
鬱蒼と茂っていた木々を伐採し始めた時は「何ということをするんだ!」と憤ったものですが、やがてそれは、伸び過ぎた木々が倒木になる恐れがあったということが判明し、渋々納得しました。
木々が植わっていた土を搔き出した時、その土壌の浅さにビックリ。そもそも最初に植えたときの計画に無理があったということです。
そして半年。下地のコンクリートの補修から始まって、新しい土が入れられ、新たに木々が植えられ始めました。
今度は常緑樹ばかりでなく、落葉紅葉樹や灌木、更には草花まで…。
ここで「縄張り」が登場します。

 草花を植えてある箇所は、芽がでているものもあれば、地表に見えていないものもあります。そこを縄で囲い、それ以外の部分はアンツーカーで覆っています。
まさに字の通り、「縄張り」なんですね。