2014年9月19日金曜日

スマホ普及率が語るもの…


 結論から申しまして、ある統計によりますと、スマホ普及率は 20・30代で80〜70%、40代=55%、50代=30〜45%、60代で15%前後となっております。
平均(全体)では、おおよそ40%程ということになるそうです。
実際は、調査の仕方によってかなりの誤差が生じるようで、上記の数字は中央調査社のデータ(人口補正)と消費動向調査データを比較加味した数字です。
また、スマホ以前の携帯(ガラケー)のデータを見ますと、60代でも65%ほどあって、スマホに限定しない場合は上記の数字もかなり変わって来るようですが、ここでは「スマホ」に限定したいと思います。

 さて、では何が言いたいのかと申しますと、ネットとのかかわり合いをマーケティング的な視点から眺めた場合、(スマホ普及率を)全体的な数字=40%というデータに軸足を置いてしまうと、大きな間違いはないものの、的確なターゲットの絞り込み等ではかなりロスが出てしまう…ということでしょう。
例えば20代の若者をターゲットにした場合、スマホ普及率(保有率)は80%台ですから、ネットでのアプローチはPCよりもスマホを優先させるべきであることは一目瞭然です。
ある調査によりますと、最近の大学生はほとんどPCを使わず、レポートさえスマホで作成する学生が多いとのこと。
(ほとんどレポートの体裁になっていないことが多いそうですが…)

 一方で、スマホの『害悪』も取りざたされております。特に若年層。
上記のデータには10代の保有率は出ておりませんでしたが、ゲームやラインにハマって中毒症状に陥っている「子ども」が多いのだそうです。
ゲームでは特に対戦ゲーム。仲間と繋がってやっているので、なかなか自分だけ抜けられないのだといいます。
ラインも似たようなもので、開封した(読んだ)かどうかが相手に分かるので、受信したら直ぐ返信しないと、「シカトしている」として仲間はずれ(あるいは恨みを買う)に合うということでした。従って、延々と夜中までラインにかじりつくという結果に…。
中毒の害は、寝不足、集中力や学力の低下、そして莫大な料金として現れます。
これだけ見れば、何の良いこともありません。便利かどうかも疑わしいとすら言えます。
また、あるブログの投稿によりますと、その方の妹さんがスマホ中毒で、自分の子ども(3人)との会話が殆ど無く、結果その子達は、人見知りで無口、語彙も少なく、挨拶すらろくに出来ない子どもになってしまったというのです。
結局、子どもは親がきちっと教育して行かないとどうしようもない訳ですが、その親が中毒ではどうしようもありません。

 私も仕事柄、スマホ(iPhone)とタブレット(iPad)を利用し、日中は事務所でずっと iMac に向かっております。
しかしスマホの使用は1日あたりほぼ2時間。その内の半分は音楽を聴くことです。
また iPad は殆ど家でのPC代わり。メールやSNSです。
仕事ではスマホ・サイトも制作しておりますが、ゲームには全く興味は無く、ラインもインストールしておりません。
しかし、スマホ用のゲームアプリ制作会社は、日々マーケティングを駆使し、日本の子供たち(若年層)をアホ化させながらシッカリ儲けているようですね (^^;

 そうそう、先日から東京ゲームショウが開催されており、バーチャルリアリティを高度に実現化したゴーグルが発表されておりましたが、子供たちはますます、バーチャルと現実の区別がつかなくなって行くのではないかと危惧しております。